この記事に書かれていること
・水割りに適した水とは?
・水割りに理想の水は仕込み水
・水割りの作り方
はじめに
ウイスキーの飲み方として水割りはポピュラーな飲み方ですよね。普段何気なく飲んでいる水割りですが、ふと、ウイスキーを割る水はどんなものが適しているのか疑問に思ったことはありませんか?候補を挙げるなら水道水やミネラルウォーターといったものを思いつく方が多いのではないでしょうか。特にミネラルウォーターはいろんなメーカーから発売されていて、どれを選べばいいのかさっぱりわからないと思います。
ここでは、ウイスキーを水割りで飲むならどんな水が良いのか紹介します。
水割りの利点
アルコール度数の高いウイスキーを水割りして濃さを調節すれば飲みやすくすることが可能になります。仕事の都合で上司と飲むことになっても、次の日に支障が出ないようにしてくれる味方とも言えます。
日本で水割りが浸透している一説に、欧米人に比べて日本人はお酒に弱いため水を加えて飲むようになったとあります。
水割りに適したお水とは?
水割りを作る時の選択肢として、水道水とミネラルウォーターがありますが、迷わずミネラルウォーターを選んでください。国産のウイスキーなら軟水、欧米のウイスキーなら硬水を使うといった具合に選ぶのがポイントです。
軟水と硬水について
ミネラルウォーターに含まれるカルシウム・マグネシウムなどのミネラル分の数値を表すものを「硬度」と言います。硬度の低い水は「軟水」、硬度の高い水を「硬水」と呼びます。軟水はまろやかで飲みやすいのが特徴、もう一方の硬水はミネラル分豊富ですが、クセがあってのどごしがあまり良くないと言われています。何故かというと、日本の水道水やミネラルウォーターはほとんど軟水で硬度の高い硬水は飲みにくいと感じる方が多いからです。ちなみに、硬水に飲み慣れてない方が硬水を飲むことでお腹を下してしまうケースもあるので注意しましょう。
理想は仕込み水で割ること
仕込み水とはウイスキーを作る時に使う水を指します。一般的に、この水は蒸留所周辺から採水しするため土地によって硬度が異なり、仕込み水には出来上がったウイスキーのおいしさを左右すると言えるほど重要な役割があります。日本は軟水で、欧米では硬水が主流なので国産のウイスキーの仕込み水は軟水、一部の例外を除いて欧米のウイスキーの仕込み水は硬水となります。
水割りに仕込み水を使うのが一番の理想ですが、現地に足を運ぶ必要や手間を考えると仕込み水を入手するのは非常に困難です。仕込み水に固執する必要はないので、仕込み水に近いミネラルウォーターを使うのが現実的になります。
水割りの作り方
美味しい作り方を知っているよという方も、おさらいしてみてください。
▼美味しい水割りの作り方
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- お気に入りのグラスに氷をたっぷり入れます。横から見て少しはみ出る位がポイントになります。
- ウイスキーを適量注いだら、すぐにしっかりかき混ぜてください。
- かき混ぜると氷が溶けるので、ここで氷を足します。入れ過ぎると氷が口に当たって飲みにくくなるので入れ過ぎに注意しましょう。
- ミネラルウォーターを加えて、軽く混ぜたら出来上がりです。
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ウイスキー1に対して、ミネラルウォーター2(または2.5)が一般的な割合となっていますが、あなた好みの濃さで作ってみてください。入れる氷も水道水で作った氷ではなく、市販の氷を使うとよりおいしく飲めます。
まとめ
ウイスキーの水割りは、ウイスキーに使われた仕込み水の硬度と同等のミネラルウォーターを買うのがおすすめです。国内のウイスキー「白州」は仕込み水に「サントリー天然水 南アルプス」を使用しているので、製品によってこのように仕込み水を入手できることもあります。
余談ですが「サントリー天然水 南アルプス」はスーパーマーケットなど量販店で買うことができますが、家庭ですぐに飲むことができるウォーターサーバー(サントリー南アルプスの天然水サーバー)としても提供されています。美味しい天然水で水割りを飲みたいと思った時に、わざわざ毎回買いに行かなくてもいいので、「お水にこだわる、大人のウィスキー愛好家」ならばぜひ、こちらのサイトで美味しい天然水のウォーターサーバーもチェックしてみてください。自分にあった天然水が見つかると思いますよ!